転職エージェントと直接応募

公開日:  最終更新日:2015/12/23

自分で転職サイトを見て直接求人に応募するのと、転職エージェントを使って紹介を受けるやり方だとどちらがいいのか悩む方もいるかもしれません。
直接自分で応募する場合と転職エージェントから紹介を受ける場合では、それぞれにメリットデメリットがあります。

転職エージェントを使うメリットは無料で利用でき、ハローワークに比べると求人の質が高いことが挙げられます。
また、担当コンサルタントがその求人企業に対して転職が決まるようにプッシュしてくれて、年収の交渉など企業側に聞きづらいことも代わりに聞いてくれます。
さらに、転職エージェントの場合は市場に出回っていない、非公開の求人案件を持っているということもありますし、応募の段階で、転職エージェント側で応募者の数をかなり絞っているので、そこから先の面接や内定までは早く決まることが多いです。
逆にデメリットを挙げると、一定以上の年齢の中高年の方や条件面で厳しい方などは、なかなか良いサービスが受けられないことがあります。
採用企業側から見ると、転職エージェントを使うとかなりの手数料を負担する必要がありますので、それだけ応募者に対する評価はシビアになることは間違いないです。
また、転職エージェントを通しての応募になると、書類のつくり方などはそのエージェントのルールに従わなければならないので、自分のやりたい形ではできない場合もあります。

一方で自分で直接応募する場合のメリットというのは、転職サイトで見つけた企業に好きなだけ応募できるということです。
最近では転職サイトでも企業からのスカウトが届いたり、履歴書や職務経歴書などの書類を添削してくれたりと求人者にとってのメリットは多いです。
また、転職エージェント経由の応募者と同等の評価だった場合は、お金がかからない分だけ転職エージェント経由よりも採用されやすい可能性があるといえます。
デメリットというのは、応募者と企業だけのやりとりになってしまうので、第三者の意見が聞けない点と、転職エージェントが持っている非公開求人には応募できないという点です。

どちらもメリットとデメリットがありますが、応募先を探すルートはあまり絞らないほうがいいと思います。
WEBデザイナーの転職においても、デザイナーやエンジニアに特化しているエージェントもありますし、転職サイトでもクリエイター系に強いところもあります。
ルートを絞ると、転職を成功させる可能性を低めたり、転職期間の長期化を招いたりするリスクがありますから、できるだけ多くのルート使って転職活動してもらいたいなと思います。
転職エージェントを通して応募したけれども落ちて、そのあとで自分で直接応募してみたら採用されたというケースが過去にあるので、そういう意味でも、二者択一ということではなくて、どちらも使うのが望ましいです。
たくさんのチャネルを使って積極的に応募して、できるだけ企業との接触機会を持つということが、転職を成功させる近道になると思います。

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