履歴書と職務経歴書について
履歴書と職務経歴書というのは応募書類として必要ですが、正確に事実だけ書けばいいというものではなくて自己アピールの道具としても使われます。
WEBデザイナーにとってはこういった書類よりもポートフォリオのほうが、面接官にアピールできるものだと思います。
ただ履歴書と職務経歴書をしっかりとつくらないと、ポートフォリオも見てもらえずに書類選考で落ちてしまうということも考えられますので、以下の説明を参考に時間をかけてアピールにつながるものを作成することをオススメします。
履歴書
最初は履歴書を作るときに特定の応募企業を意識して作られていないかもしれません。
しかし実際企業に求人応募をする際には、志望動機と自己アピール文を応募企業の求人募集要項を見て手直しを加えていくことが必要です。
転職エージェントから紹介されているのであれば、応募企業の募集背景はどういうもので、今回の採用でどんな人材がほしいのか、そしてこれまで面接に通った人がいれば、どんな人が通ったのか等の情報を担当のコンサルタントに聞いてみるのもいいと思います。
こうした情報を取り入れて履歴書を作成していきます。
応募を急いでしまって皆さんがもともと作っていた履歴書をそのまま出してしまうと、採用側が求めている情報が十分に書かれていないことになってしまいます。
志望動機と自己アピール文を応募企業に合わせて手直しするひと手間が入れられるかどうかで、書類選考または面接の通過率が変わってくると思います。
職務経歴書
経歴は変えることができませんし、人に自慢できるような実績も無い人もいると思います。
職務経歴書というのは、あくまでプレゼン資料であって自己申告書でもあるわけなので、どのような情報を選ぶのかは自由です。
嘘を書くのはいけませんが、例えばWEBサイトの一部分でも携わったのなら経歴書に書いてもいいですし、独学で覚えたスキルも記載しておけばアピールになるわけです。
経歴書をパッと見た時に読みやすくなっているかも重要です。
特にデザイナーの面接であるわけですから、フォントの大きさや行間、レイアウトが見やすくまとまっていたら十分評価に値します。
また、採用側が読みたいと思うような内容がすぐに見つかるかどうかも重要です。
求人募集要項に例えばWordPress経験者歓迎などと書いてあってWordPressを使った経験があるならば、そのことを目立つように書いたほうが良いです。
このように採用側が探しているキーワードが盛り込まれているだけで第一印象がプラスになります。
良い印象与えた書類には採用担当者により多くの時間を割いてもらえるので、採用担当者のことを意識した職務経歴書というのを作成していけばいいと思います。