2021年派遣のWEBデザイナーの時給は上がる?下がる?
毎年調査している派遣のWEBデザイナーの平均時給を、今年(2021年)も行いたいと思います。
2020年はコロナ禍においてリモートワークも進みましたが、WEBデザイナーの時給は上がっているのでしょうか。
去年と同じように、リクナビ派遣(関東版)、はたらこねっと、エン派遣のデータを参考にWEBデザイナーの平均時給を調べ、2020年のものと比較していきます。
派遣のWEBデザイナーとして働いている人、または働こうと考えている人は是非参考にしてみてください。
それでは、2020年1月の派遣会社のデータを見てみましょう。
2021年、派遣のWEBデザイナーの時給別案件数
リクナビ派遣(関東版)
リクナビ派遣では職種がWEBデザイナー、WEBディレクター、Web制作・コーダーを対象で、総数は1074件でした。
2020年 | 2021年 | |
---|---|---|
1,199円以下 | 0件 | 0件 |
1,200〜1,399円 | 1件 | 2件 |
1,400〜1,599円 | 12件 | 19件 |
1,600〜1,799円 | 150件 | 162件 |
1,800〜1,999円 | 334件 | 392件 |
2,000〜2,499 | 600件 | 392件 |
2,500円以上 | 149件 | 107件 |
WEBデザイナー、WEBディレクター、Web制作・コーダーの派遣総数は、2020年1月が1246件、2021年1月が1074件なので少し派遣求人自体が減っています。
また、2020年は時給2,000円以上の求人が最も多いレンジでしたが、2021年は1,800〜1,999円と2,000〜2,499円のレンジが同数であり、時給2,000円以上の求人の割合が減っているのがわかります。
はたらこねっと(関東版)
はたらこねっとでは職種がWEBデザイナー、WEBディレクター、WEB制作・編集を対象にして(関東版)、総数は757件でした。
2020年 | 2021年 | |
---|---|---|
1,199円以下 | 7件 | 60件 |
1,200〜1,399円 | 1件 | 4件 |
1,400〜1,599円 | 23件 | 15件 |
1,600〜1,799円 | 149件 | 105件 |
1,800〜1,999円 | 311件 | 220件 |
2,000〜2,499 | 360件 | 270件 |
2,500円以上 | 59件 | 83件 |
はたらこねっと(関東版)でも派遣求人総数が2020年の910件から2021年の757件と減っています。
ただ2021年は、1,199円以下のレンジと2,500円以上がかなり増えている結果となっています。
「はたらこねっと」で、WEBデザイナー、WEBディレクター、WEB制作・編集の経験者平均時給(2021年1月)も発表されているので、2019年、2020年と比較してみます。
2019年1月 | 2020年1月 | 2021年1月 | |
---|---|---|---|
WEBデザイナー | 2,042円 | 1,988円 | 1,936円 |
WEBディレクター | 2,091円 | 2,095円 | 2,072円 |
WEB制作・編集 | 1,866円 | 1,870円 | 1,920円 |
2021年はWEBデザイナーとWEBディレクターの平均時給が少し下がっていますが、WEB制作・編集の時給は上がっています。
どの職種も時給2,000円前後で推移しており、たまたま現在掲載している案件の時給が高かったり安かったりということもあるので、誤差の範囲といっても良いでしょう。
en派遣(関東版)
en派遣では職種がWEBデザイナー、WEBディレクター、WEB制作・編集、コーダーを対象にして、総数は790件でした。
1,199円以下 | 0件 | 0件 |
---|---|---|
1,200〜1,399円 | 2件 | 3件 |
1,400〜1,599円 | 15件 | 18件 |
1,600〜1,799円 | 171件 | 89件 |
1,800〜1,999円 | 297件 | 255件 |
2,000〜2,499 | 441件 | 287件 |
2,500円以上 | 240件 | 138件 |
en派遣(関東版)では時給のレンジ別に見ると、2022年になってもそれほど大きな時給分布の違いは見られませんが、求人件数が2020年の1166件から2021年の790件と他の派遣会社同様に求人数が減っているのがこの表から見て取れます。
まとめ
派遣のWEBデザイナーの時給は、2021年に入っても平均時給は2,000円前後が多くなっています。
2021年はこのまま2,000円前後で推移していくのではないでしょうか。
ただ、上記の表をみると、新型コロナの影響かはわかりませんが、WEBデザイナーやWEBディレクターの派遣求人数が減っているのがわかります。
WEBデザイナーのスクールは盛況で、WEBデザイナーになる人の数は増えていると思われます。
そうすると、WEBデザイナーの派遣求人倍率は高くなっていくことも考えられます。
しっかりとWEBデザイナーとしてスキルアップをしていけば、求人は必ずありますので、求人探しと同時にスキルアップも心掛けてみても良いのではと思います。
このサイトで、WEBデザイナー向けの派遣会社をランキングにしているので、派遣で働くことを考えている人は参考にしてみてください。
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