WEBデザイナーが転職を成功させるポイント6つ

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ここ数年はWEBデザイナーの需要も高く、転職しやすい環境にあるといえます。
この状況がいつまで続くのかはわかりませんが、今の会社に満足していないWEBデザイナーの方は、この時期に転職を考えてみても良いのではと思います。

WEBデザイナーが、今より良い条件や環境で働くために転職することは決して悪いことではありません。
ただ、後先考えずに今いる会社を辞めてしまっては、現状より悪い会社に入ってしまうこともありますし、最悪転職先がみつからなくて生活ができなくなることも考えられます。
ここではWEBデザイナーが転職を成功させるポイントを6つご紹介します。
是非転職活動に役立ててください。

自分のスキルを客観視できるようにする

WEBデザイナーが転職に成功する最大の要因は、自分のスキルを客観視できていることだと思います。
大きな意味でいうと転職市場における自分の市場価値、細かくレベルでいうと、自分が入りたい会社がどんな人材が欲しいのかということと、自分がどんな業界でどんな職歴があり、どういったレベルのスキルがあるのかをわかっているかということです。
自分が転職市場で、どのポジションにいて、どういう評価をされているかを把握しているかによって転職活動の効率が全く違ってきます。
自分の強みや足りない部分がわかっていれば、それを踏まえてどういう転職活動の方法とっていけばいいのか、どういう風に問題を改善してけばいいのか、対策を立てて有効な活動することが出来ます。
WEBデザイナーの転職がうまく行かない人の例と対策をあげてみます。

●WEBデザイナーとしての経験は長いが、書類選考で落ちてしまう人

(対策1)自分の経歴がうまく伝わっていない可能性があるので、経歴書をもう一度見なおしてブラッシュアップする。
(対策2)WEBデザイナーとしてのスキルが企業に求められているものと合っていないので、スキルアップをするかタイプの違う複数の企業に応募する。

●未経験または実務経験が少ないので書類で落ちてしまう人

(対策1)できるだけ多く自分の作ったWEBサイトをポートフォリオに掲載し、職務経歴書にも自分のポートフォリオサイトのURLを目立つようにいれる。
(対策2)スキルを上げるために、派遣やアルバイトからでもWEBデザイナーとしてスキルが上げられるような環境で働く

●年齢が40歳を超えているから年齢制限でひっかかる

(対策1)年齢は変えられないので、他の人にはない強みをアピールする。
(対策2)年齢は高くなるほど不利になるので、プログラミングなど新しいスキルを身につけるか、フリーランスも視野に入れて活動する。

●コーディングは得意だが、書類や面接で落ちてしまう人

(対策1)コーダーやフロントエンジニアとしての職種にも応募してみる。
(対策2)デザインに苦手意識があるならスクール等に通ってデザインスキルを上げる。

いくつか例を挙げてみましたが、自分の強み、弱みがわかっていなければ、的外れな活動となって迷走してしまいます。
またそういう人は、効果的な活動ができないので内定から遠ざかってしまう可能性もあります。

ただ、自分の市場価値を知るというのは非常に難しいことでもあります。
一番いいのは、いろいろな人に話を聞いてみるということです。
知り合いにWEBデザイナーや関連職種の人がいれば情報をもらうのでもいいし、転職エージェントに登録してコンサルタントに相談するのも1つの手です。

WEBデザインのスキル

在職中にしっかりとした準備をしておく

在職中にできることはすべて準備をしておくというのが、転職を成功させるポイントです。
上記の「自分のスキルを客観視できるようにする」というのも在職中にできることです。
実際に何社も面接に行くというというのは本格的な転職活動ですが、転職サイトでどんな求人があるのかを見たり、転職エージェントに登録したり、転職活動に必要な書類を作成しておくのは、会社を辞める前に必ずやっておいたほうが良いです。
特にWEBデザイナーは、履歴書・職務経歴書よりはポートフォリオが選考の重要な要素になることが多いです。
WEBデザイナーのポートフォリオは、基本的に自分が制作に関わったものを載せるので、特に経験が浅い人は、簡単にポートフォリオの内容を充実させることができません。
場合によっては、現職で携わっている仕事以外にも、自分で勉強して制作したものを追加していかないと、希望の企業の選考には通過できないかもしれません。
そういった意味でも、自分の希望する会社にアピールできるポートフォリオを完成させるのは非常に時間のかかる作業です。
WEBデザイナーにとってポートフォリオの作成は、在職中に作っておくことが必須と言えます。

WEBデザイナー 転職の準備

キャリアプランも考える

WEBデザイナーが転職する際に、転職する会社に求める要素として、給料や休日、そして仕事内容といったことが多いのではないでしょうか。
もちろんそれらの全てが大事な条件になりますが、仕事内容において自分のキャリアプランに即しているかというのも非常に重要です。
WEBデザイナーの場合、「WEBデザイナーとしてのスキルを磨き専門職として働き続ける」、「WEBディレクターにキャリアアップする」、「コーディングやプログラミングスキルをつけてフロントエンジニアになる」といったキャリアプランが一般的です。
しかし、その他にも「マーケティングスキルをつけてフリーランスにる」、「制作会社を立ち上げる」等、WEBデザイナーのキャリアプランは多岐にわたります。
転職する際には、自分が数年後にどうなっていたいかを想像して、自分のキャリアプランに近づける会社を選ぶことも大事です。
例えば、一時的に給料が下がってしまっても、自分のキャリアプランに近づけるスキルを身につけることができるなら、その会社は転職先として悪くはないです。(もちろん、待遇も良くて、キャリアプランに近づけるスキルを身につけることができる会社がベストですが)
転職先を考える際に、自分のキャリアプランに合った会社を選ぶということも考えながら、転職活動を進めると良いでしょう。

WEBデザイナー キャリアプラン

転職する時期(タイミング)はあまり考えない

WEBデザイナーの求人数は、一般的には3〜4月と9〜10月は、年度切り替え時期の新規事業が始まったり退職者の補充のため、中途採用の新規求人が増えます。
また、年末の賞与をもらってからから転職しようとする人が多いので、年末年始も求人が多くなります。
求人企業が増えるのは応募者にとって好材料ですが、半面、転職者も増える傾向があるので、逆に競争が激しくなることもあり、必ずしも転職が有利になるとは限りません。
また、WEBデザイナーの中途採用は欠員募集が中心の場合も多いので、どの時期に自分の行きたい求人企業ががでるかは全くわからないこともあります。
ボーナスをもらってから辞めるというのももちろん良いですが、以上のことから1年の内でいつから転職活動を始めればいいというのは、さほど考えなくていいのかと思います。

WEBデザイナー 転職の時期

まずは行動してみる

WEBデザイナーとして働いていて、転職したいのになかなか行動に移せない人もいます。
希望の転職を実現した人に共通しているのは、転職すると決めたらすぐに行動をしている人が多いことです。
逆になかなか好結果が出せない人の特徴は、行動が遅いということです。
在職中でも転職活動は進められますし、転職活動というのは何度失敗してもよくて、最終的に自分の希望に近い会社に転職できればいいわけです。
1回の失敗を恐れて、なかなか最初の一歩が踏み出せないでいるよりは、行動にでて失敗したら修正していくという考え方のほうがいいと思います。
また、本当に自分が行きたいと思っている会社に応募する前には、少なくとも何社かは求人に応募して面接等に慣れておくことも重要です。

ただ、気をつけなくてはいけないのが、むやみに現職を辞めてしまわないことです。
現職の仕事もあるので大変だとはおもいますが、応募書類やポートフォリオを早めに完成させておいて、いつでも応募できる態勢を整えておくことが重要です。
まずは、自分のWEBデザイナーとしてのスキルレベルだとどういった求人をがあるのかを、転職サイト等を使ってチェックするところから始めると良いでしょう。

転職活動まずは行動してみる

複数社の内定を取ることを目標にする

転職活動において、1つ内定をとればいいという考え方ではなくて、最初から複数内定を取るんだと意識を持って活動するということが非常に大切です。
例えば1社から内定をもらっても、その会社が第1志望で、すべての条件が申し分ないんだとすればそこに就職すればいいですが、そうなる確率はそんなに高くないと思います。
自分のレベルだともっと条件の良い会社に入れるという可能性はあります。
内定をもらった会社になんとなく入社すると、その会社に長く勤めで続けることができず、再度、転職活動をしなければならないという確率も高くなってしまいます。
複数の内定先があったら、その中からベストな条件の会社を選ぶことができるので、会社とのミスマッチの確率も低くなります。
こういったことから、転職活動を始める段階では、複数社の内定を取ることを目標にするということが重要です。

複数社の内定を取ることを目標にする

WEBデザイナーが転職を成功させるポイント6つをご紹介しましたが、在職中にできるところから始めてみてください。
転職を希望している人にとって、この記事が参考になればと思います。

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