DTPデザイナー(オペレーター)からWEB業界に転職するためにやるべきこと

公開日:  最終更新日:2016/02/24

出版不況といわれて何年も経つので、DTPの仕事をされている人の中には将来が見えないと感じてる人もいるかと思います。
私ももともとはDTPの仕事をしていましたが、勤めていた会社の仕事が激減したのでWEBデザイナーへの転職を考えました。
DTPデザイナーからWEBデザイナーになるために何をすればいいのかを、自分の実践したことを紹介するので、WEB業界に入りたいと考えている人は参考にしてみてください。

コーディングについて

WEBデザイナーになりたくても一歩踏み出せないでいる最大の要因が、「コーディングが難しいから」と思っている人が多いのではないでしょうか。
確かに最初はわけのわからないアルファベットの羅列に見えますが、勉強し始めるとそんなに難しいものではないです。

無料学習サイトで勉強する

最近では、ドットインストールやこのサイトの未経験からコーディングを勉強できる無料Webサービスでも紹介している、コーディングの学習サービスがとても充実しています。
まずは、これらのサイトを見てHTMLとよばれるWEB上の文書を記述するためのマークアップ言語がどんなものか見てみてください。

Adobe Dreamweaverを使える環境にする

HTMLは「秀丸」や「mi」などフリーのテキストエディタでも書くことができます。
ただ、最初はDreamweaverを使ったほうが覚えやすいと思うのでお金に余裕がある人は購入を考えてもいいと思います。
Dreamweaver CCは月2,354円で使えるようになります。

参考書を見ながら簡単なサイトを作ってみる

書店に行って自分が理解できそうなコーディングの参考書を買って、本のとおりにサイトを作ってみてください。
最初は不明な点もあるかと思いますが、わからないところはあまりこだわりすぎないようにして、同じ本を2回繰り返し読みながらサイトを作ってみると、1回目わからなかったことがわかるようになることも多いです。

Dreamweaverを使える環境にある人はDreamweaver用の参考書を、そうでない人はHTML・CSSの参考書を買うといいです。
参考書は自分が読みやすいようなものがいいですが、最近出版されたものだと以下のものが良いのではないかと思います。

デザインについて

DTPをやっていた人ならレイアウトのバランスをとるのは慣れているはずです。WEBデザインにおいても基本は変わらないので、全くの異業種からの転職よりはかなり有利だと思います。
DTPではデザインはほとんどやって来なくて、デザインに自信がない人は、WEB業界だとマークアップエンジニアという職種があります。
デザイナーが作ったデザインをHTMLとCSSを使ってWEB上で見えるようにする仕事です。デザインすることは好きではないけど、コーディングをメインの仕事にしたい人にはオススメの職種です。

いろいろなサイトを見る

紙媒体の見せ方とWEB上での見せ方は違います。
io3000.comのようなWEBデザインまとめサイトがたくさんあるので、どういうWEBサイトがあるのか見ることが大切です。

photoshopに慣れる

DTPだとIndesignやillustratorをメインに使っていた人も多いと思いますが、WEBデザインでは主にPhotoshopを使います。
Photoshopでサイト全体のデザインを作り、画像を切り分けて使うことが多いので、Photoshopでデザインすることに慣れましょう。

実際にWEBサイトを作ってみる

コーディングとデザインについて学んだら、実際に公開されているWEBサイトを真似して自分でも作ってみましょう。
一般に公開されているWEBサイトのコードを見ると、参考書には載っていないようなコードがたくさん書かれているので挫折しがちですが、簡単そうなサイトからはじめたり、やはり難しいと思ったらもう一冊少し難しめの参考書を買って勉強してみたりしてください。

ポートフォリオを作る

自分で簡単なサイトを作れるようになったら、ポートフォリオを作って転職活動に備えましょう。
ポートフォリオの作り方は内定をとれるポートフォリオの作り方簡単にポートフォリオが作成できるサイトでも紹介していますので、参考にしてください。

最後に

周りに教えてくれる人がいればわからないことはどんどん聞いた方がいいです。
そういう人がいなければ、スクールに通うという手もありますが、基本的には自分で学ぶしかありません。
現職の仕事が忙しかったり、なかなか勉強する時間が取れない人もいるかと思いますが、本気でWEBの勉強をして転職をしたいと考えている人は是非諦めずにWEBデザイナーになってほしいと思います。頑張ってください。

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